www.wao.org.tw

		TAIWAN	JAPAN	English

龍山寺　地蔵王廟　清水巌　慈雲寺　法華寺　啓天宮　台北天后宮　青山宮　金門館

創建年代：1854年（咸豊4年）
主神：霊安尊王（その誕生日は10月22日）
宗教：民間信仰
古跡等級：台北市の指定の古跡
所在地：貴陽街218号
電話：（02）23822296

1854（咸豊4）年、福建泉州府恵安県の人達が、郷里の青山廟から霊安尊王を分霊して、??へ帯同して来た時のこと、現在の西園路の一帯を通りかかったところが、神輿が動かなくなってしまった。そこで、衆議の結果、ポエを擲げて占い、神意を問い尋ねようと云うことになった。しかれば、神意に曰く、信徒はここに廟を建てるべしと。当時、歓慈市街（つまり蕃薯市街の雅称、現今の貴陽街）では、疫病が流行していたが、歓慈市街の人々が霊安尊王を祀り、それに祈りをささげてからは、お蔭でこの大きな厄難を無事に切り抜けたので、街民達は霊安尊王のご加護とご利益に感じいることとなった。こうしたことから、1856年に、現所在地に新たに廟を建立することが呼びかけられ、青山宮はずっと立派な堂々たるお廟に生まれ変わり、青山王館と称された。1908（明治41）年には寄附を募って、改築が一度行われ、1934（昭和9）年には建て直されて、廟の様相が一新された。1856年の廟の建立から、現在に至るまで、既に百年以上たつ青山宮は、風雨や地震や戦火などによる損壊を度々受けてきたため、もとの姿を留めてはいない。現在の青山宮は光復後建て直されたものである。	｡@
青山宮が奉祀している神は霊安尊王であるが、その神明の発祥地が泉州府恵安県青山であることから、霊安尊王はまた青山王とも呼ばれている。伝えるところでは、霊王尊王は生前三国時代の呉の国孫権の部将で、名を張滾（または張悃）といい、福建恵安県青山一帯を守備していた。生前仁政を行ったことから、死後青山一帯の庶民は、これが為に即廟を建て、これを祀り信仰した。これが即ち青山王の名の由来である。ところで、台湾の民間には、青山王とは福建恵安県の城隍爺であるという伝説もある。よって、青山宮には主神である霊安尊王のほかに、城隍廟で配祀されているのをよく目にすることができる謝必安（俗称は七爺。また身長爺・白爺・白無常とも称される）や范無救（俗称は八爺。また矮爺・黒爺・黒無常とも称する）の両将軍、文判官と武判官の二判官、監察司・速報司・長寿司（延寿司）・増禄司・奨善司・罰悪司・陰陽司・福徳司の八司の諸神が安置されている。このように、城隍廟の牛爺（牛頭）と馬爺（馬面）が欠落している点を除けば、青山宮は大体において城隍廟の構成を模していると言えよう。