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龍山寺　地蔵王廟　清水巌　慈雲寺　法華寺　啓天宮　台北天后宮　青山宮　金門館

創建年代：咸豊年間（1851年～1861年）
主神：天上聖母（その誕生日は3月23日）
宗教：民間信仰
古跡等級：古跡の指定は受けていない
所在地：広州街253巷27号
電話：（02）23084598

啓天宮は料館媽祖廟ともいう。それは、宮内に天上聖母を主神として奉祀していること、料館口街、即ち現在の梧州街以西の広州街と、環河南路の交わっている一帯にあったことから、こう呼ばれたのだ。料館とは、大木を材木に切り出す材木業者のことで、以前は新店渓上流の樟の木を伐採後、水路で淡水河をここへ運び材木に加工し、造船の材料に供した。??の料館は、官設のものと民設の二種に分けられる。官設のを軍港料館といい、1825（道光5）年の創設で、船舶の修造を行う軍工廠を附設し、樟脳事務をも兼ね行っていた。つまり、官設の材木業者は、専ら官設の船舶修造工場の木材の使用に供していた。一方、料館媽祖廟の料館は民営で、経営者は黄禄という者であった。??の地元の者は、これを黄仔禄と呼んでいた。本名は黄萬鐘。族譜に記載されている名は、黄昭禄となっている。彼は道光年間に、泉州府晋江県から父親をともない??へ移住した。黄禄の料館の材木は、軍工廠へ売り渡すほかに、民間へも売り渡していた。
天上聖母は、台湾の民間では、媽祖といわれ、観世音と同様、台湾の人々が心の中で最も敬慕し、最も敬虔に信仰している神明の一つである。媽祖の姓は林、名は黙。?田県の小島?洲嶼に生まれる。生まれてから満1ヶ月まで、泣き声を発したことがなかった。そこで、両親はこの子を黙と名付けたのであった。幼くして聡明であった。5歳にして観音経を諳んじた。こうして幼い頃からよく仏をうやまった。文献によれば、媽祖の母親は観世音から貰った月下美人を食べたところ、子供を身ごもり、媽祖が誕生した時には、部屋一杯に異香が満ちたとのことである。ここから見ても、媽祖と観世音の関係が密接であることが分るだろう。　　媽祖は若い時、目を閉じ、元神を体外へ飛ばして、父と兄を海難から救い出しに行ったことがあった。故に民間では、彼女を海神と見なすようになった。はじめ媽祖は庶民の信仰に過ぎなかった。しかし、後には朝廷が航海を重要視するようになって来た為、当局も媽祖信仰に関心を寄せるようになった。よって、媽祖は宋代に霊恵妃に封じられ、元代には政府より天妃の神号を与えられ、明代になって、鄭和が大船隊を率いて南海遠征を行った時、安全に航海が成し遂げられたことから、政府は媽祖を天妃に封じた。清代には、使節が船に乗って琉球を訪れたり、文武官が台湾へ渡ったりする際、航海が安全であったことから、清政府はこれを天后に封じた。現在も、福建・中国沿海地域・沖縄・日本南部・台湾・東南アジアなどに媽祖廟が遍在している。