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龍山寺　地蔵王廟　清水巌　慈雲寺　法華寺　啓天宮　台北天后宮　青山宮　金門館

創建年代：1787年
主神：清水祖師（その誕生日は1月6日）
宗教：仏教
古跡等級：三級古跡
所在地：康定街81号
電話：（02）23711517

清水巌は康定路と長沙路の交差点に位置し、主神は清水祖師である。よって、清水祖師を清水巌とか、清水岩とか称するようになった。祖師廟の廟の入り口に隣接する長沙街は、清朝の時には、師祖廟前街と呼ばれていた。1787（乾隆52）年の建立。??の泉州安渓籍移民が故郷の福建省泉州府安渓県の清水より分霊して帯同したものである。安渓県清水巌は?南で仏教の盛んな地で、台湾や東南アジアで信奉されている清水祖師の発祥地でもある。1817（嘉慶23）年に修築する。1853（咸豊3）年の時、??に住む恵安県、晋江県、安南県の三県人と、大稲?に住む同安県人の間で大規模な械闘（即ち「頂下郊?」と言われる械闘）が発生した。祖師廟も巻き添えを食って、焼き壊された。1867（同治6）年にいたって再建された。1896（明治29）年、本廟は国語［日本語］学校の附属学校に充当された。1922（大正11）年からも学校に充てられ、台北州立二中が設立され、地方教育の役割を担った。戦後廟の姿は破壊されていたが、1958年に信徒が寄附を募り、修復して旧観を回復させた。
清水祖師は台湾の民間では祖師公・烏〔黒〕面祖師・蓬莱祖師・落鼻祖師と呼ぶ慣わしがある。また、麻章上人・昭応大師・昭応祖師とも呼んでいる。清水祖師は北宋仁宗の時の人（慶暦4年、1044年）で、福建永春県小姑郷に生まれる。俗名は三種の記載が見える。即ち、陳昭・陳応・陳昭応であるが、昭応大師や昭応祖師という呼び名は、かの俗名に由来しているのである。彼は幼くして、仏教を学び仏の心を悟り、法号を普足とし、麻章一帯に医術を施し人々を救済した。よって麻章の人々は彼を上人と言ったのであり、これが麻章上人の由来である。安渓県では大旱魃が起った時、彼に雨乞いを請うた。果して、広くめぐみの雨が降った。それから、上人は安渓県民に請われて蓬莱山へ居住して修行を行った。この後、蓬莱祖師と呼ばれた。上人は蓬莱山の洞穴に小さな僧坊を築いて修行を行った。洞穴の中の水は清冽だったことから、上人はこの僧坊を清水巌〔岩〕と称した。これはつまり清水祖師の名称の由来なのである。　　伝えによると、清水祖師は洞穴清水巌の中で修行中、方術で妖怪と闘った。妖怪は火で祖師を七日間焼き続けた。祖師の容貌は真っ黒になったけれども、少しの傷も負うことはなかった。妖怪はとうとう屈服し、祖師の手下となった。「烏〔黒〕面［真っ黒な顔の意］祖師」の名はここから来たのである。別にもう一つの伝説もある。それは、祖師の兄嫁が産後炊事が出来なかったので、祖師が代りをつとめた。彼は自分の両足を薪として釜の中にくべ焼いた。兄嫁はその様を見つけると、すぐに祖師を釜から引っ張り出そうとしたのだが、祖師は叱られることを恐れ、あっさり自分の体すべてを釜の中に潜り込ませてしまった。終いには、煙と化して煙突からするすると脱け出した。この後彼の顔は真っ黒になったとのことである。また、「落鼻祖師」という名称が付いたことについては、祖師廟付近で災難が発生しそうな時、祖師の鼻が独りでにぽろりと抜け落ちて、付近に住んでいる人や信徒へ警戒を促したためであった。