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老舗　お菓子の老舗　伝統的手工芸の老舗　薬舗　佛具街　香燭店　糊紙店

佛具（廟、仏壇用具）街

　　龍山寺広州街の出入り口から桂林の出入り口までの短い西園路一段は、台湾全国で最も有名な佛具街である。今日この道の両側に並ぶ佛具店を詳しく数えてみると合計20軒に上る。中には1895に設立された百年になる老舗とすでに三代目になる店もある。龍山寺は台北西園路の佛像彫刻業が集まる主要な原因であり、台湾人民の生活が裕福になり、信仰心が深まるにつれて寺廟（寺院）が増えつづけ、仏像を自宅で祭ることが一般化した。以上の原因によって、寺院に関する用品が佛具街に集中し繁栄する要因となった。仏像の他に佛具店になくてはならない物、例えば神棚、お香台とろうそく台も当然そうである。その他、西園路上で何軒か佛具店と隣合わせの繍荘（刺繍屋）も仏に仕える商売であり、早期の繍荘は、ハンド・メイドで一針一針丁寧に華麗な神服、八仙　（きらびやかなテーブル掛け）と宮燈カバーは、すべて人間が仏様（神様）に対する最高敬意を示すものである。

　佛具店は、宗教の用具を売るだけでなく、顧客に代わって吉日を選び、神（仏）を自宅に迎え、神位を安置し、佛堂の設置、崇拝の儀式などすべて店のサービスの項目にあたる。佛具店内の仏像も時代と共に変わってきた。早期の神々はすべて一致して座っている姿から今日の各種の活発な姿に変わった。仏像の材質にも違いがあるが、やはり樟の木材を主としており、人々に最も好まれている神像は衆生を済度する観音菩薩と財を招き安全を守る土地神様である。