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老舗　お菓子の老舗　伝統的手工芸の老舗　薬舗　佛具街　香燭店　糊紙店

刺繍の靴

　　旧　　地区は、糊紙店（葬式で死者にあの世で困らないようにと燃やす供え物。主に竹を細く削って組み立て、その上に紙を張って、家や死者が生前好んでいたものや召使などの人形を作る。それを作る店）、仏具店（仏壇、廟などで使われる道具）、お香店と金銀紙店（仏様には金紙、先祖には銀紙を拝む時に燃やすもの）の他に、今なお堅く伝統的な手工芸を守っている老舗がいくつか残っている。
　　峨眉街70号に位置する「小花園繍花　荘」のように、この店は日本時代（日本植民地時代）の昭和11年（1936年）に創業され、今日に至るまで60年あまりの月日を経て、今では台北市内唯一まだ手作りの刺繍靴を売っている専門店である。この店で売られている刺繍靴はどれも7､80歳になる師匠が自ら手作業によって刺繍したもので、靴の柄は主に明清以降の模様を中心としている。異なった花柄と図案は20種類以上に組み合わせることができ、ダイナミックで優雅であり、手作りの刺繍靴は柔らかくて履き心地がよいため、消費者に珍重されているため、この珍しい技を後世に伝えていくことができるのである。

蒸篭店

　　桂林路218号に位置する「籠来蒸籠店」は、光復（終戦後）の初期1950年に創立され、今や50年あまりになる。店で作られるハンド・メイドの竹の蒸篭は細かく昔を感じさせる。竹の蒸篭は伝熱と共に散熱も遅く、食物の元の味を保ち保温作用もあるため、機械で作られたアルミの蒸篭で蒸す食物よりも甘味や香りがよく、弾力もあるだけでなく、竹の淡い香りがして特別に美味である。竹篭は､雲杉で枠の表面を作り、竹で蒸篭の底と蓋を編み、最後に籐の糸で固定しする。完成したハンド・メイドの竹蒸篭には、金属の材料が全く使われていない。