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伝統的な本場の軽食の老舗　華西街の観光夜市

　　台北市の萬華区の華西街に位置する華西街の観光夜市は、すでに50年あまりの歴史があり、濃厚な郷土文化が特徴であり、台北市で国際的に最も知られた観光夜市である。

　　華西街の夜市は、およそ民国40年（1951年）には、すでに屋台街の規模があり、その最盛期は約1971年から1987年の間、街頭ショーや色々な野生動物の屠殺ショーなどのイベントが流行っていたため、多くの観光客を引き寄せ、華西街は当時では「蛇街」としてかなり有名であった。

　　近年、華西街の観光夜市自治会の推し広めのもとで、関係のある部門の補助及び指導によって、華西街は街道復興を推進している。目下、全体的な建築物の改善の他、対外での宣伝活動に余念がなく、更に、去年９月１日には華西街観光夜市のホームページ（www.hwahsistreet.com.tw）を設立し、地元の文化をハイテクと結びつけ、より多くの人々に華西街の夜市の商店の特徴を知ってもらおうとの願いである。

清湯瓜仔肉

　　1975年に開店して今日に至るまで、お薦め料理の清湯瓜仔肉は、店主の父親が作り出したもので、店主が幼い時から食べ続けているものである。清湯瓜仔肉の瓜は　東産のもので、3､4ヶ月漬けた後に特選の豚肉筋なしの引き締まった外もも肉と一緒に煮込むと、甘味を帯びたさっぱりした清湯瓜仔肉となる。そして、すこしも油っこくなく、シンプルないい味となる。オーナーは、このいい味は全台北でこの一軒だけだと胸を叩いて保証し、清湯瓜仔肉を食べるならぜひとも華西街に！

源芳割包

　　1956年に開店して、今日まで約50年になる老舗の「源芳割包」の美味しさの秘訣は割包（肉まんのような皮に肉などをはさめるように蒸した中国式ハンバーガー）に挟む肉の厚さはちょうどよく、脂身が半分、醤油の煮込みがほどよくしみ込み、高菜漬けもよく煮込んでおり、ピーナッツ粉、甜麺醤（色々な材料が入った甘味を帯びたソース）、香菜のコリアンダーももちろん女将さんによって厳選したものである。
　割包の他、四神湯、猪腸湯、ｲ腸湯、猪　湯もすべて店内のお薦めであり、猪腸（豚ヒモ）、粉腸（豚大腸）、猪　（豚のガツ）などの食材もすべて女将さんが早朝自ら市場へ選びに行き、根気よく処理して弱火でじっくり煮込んだスープのベースは、栄養満点である。

当帰豚足

　　オーナーの陳さんは「当帰豚足」の二代目の後継ぎで、店を受け継いですでに20数年になる。40年前にすでに健康を意識していた初代のオーナーは、肉を食べ過ぎると体の血液循環のスピードが下がると感じたため、血液循環を助ける漢方薬を選んでバランスをとった。旨さの秘訣は民間が放し飼いにしている新鮮な豚足を使う他、オーナーが選んだ醤油はコストを問わずに特別注文したもので、昔の製造法に基づく10年の醤油には防腐剤は一切使われず、安心して食べられるのである。

北港甜芋湯

　　北港甜芋湯は50年になる老舗で、オススメの甘味に米　粥、甜芋湯、煮麻薯（餅煮）、紅豆湯（小豆を煮込んで砂糖を入れ、冷やしたもの）緑豆湯（緑豆を煮込んで砂糖を入れ、冷やしたもの）などがあり、店主は：「うちの甘味の身は汁より多く、昔の本物の味だよ。」と自慢する。
　　とろみのついた香ばしく甘いモチ米粥は、店主が上等な細長いもち米と桂　肉（龍眼の干し果肉）を一緒に煮込んだもので、自然にできた濃厚な味である。北港甜芋湯の餅煮は餅を砂糖の入った湯に入れて煮て、掬い上げて水分を取り、砂糖の入ったピーナッツ粉をまぶす。しつこくなく、細やかで弾力があり、気のきいた女将さんはお客さんが、うっかり喉に詰まらないようにとお茶も用意している。

元祖焼酒蝦

　　「元祖焼酒蝦」と言えば、新鮮で栄養があって体に良い。店主が20年あまり堅く守ってきたことは、新鮮で取り立ての作りたてをモットーにしている。
店内のオススメは焼酒蝦で、厳選された漢方薬材を煎じたスープに酒と新鮮な海老を加え、女将さんの巧みな手によって、香りよい旨いスープの焼酒蝦料理ができ上がる。そして、焼海老、焼ハマグリもオススメの内で、焼蝦は香ばしくほどよく焼き、店主自家製のペーパー・ソルトや自らすった鼻にツンとしないマイルドな美味いワサビを添えて、レモン汁をたらせば酒の肴やご飯のおかずに良く合う。

亞洲蛇店

　　「亞洲蛇店」は、ほとんど野生の蛇を食材とし、皆その場で料理して食べるため、鮮度そのもの。洪丁福師匠によると、蛇を捕まえ、おろし、料理するのは、それぞれ違う師匠によって専門的に分担されてある。蛇肉焼き、スープ、肝臓炒めなどがオススメで、体内の熱を下げ、解毒の効能があると言う。
　熱心で親切な女将さんは、華西街に深い愛情がある。女将さんは：「華西街は最も可愛い通りで、この通りは一つの家族のようなもので、いわゆる、家が和気合い合いであればすべて良しで、みんなが協力しあって再び華西街の繁栄を生み出したいと思う。」と話していた。

北海道海鮮

　　北海道海鮮の烏賊は日本から輸入したものである。烏賊の処理の過程は独特であり、この店のオリジナルな技術でもある。処理の技術が良いだけでなく、美味の秘訣はその他にオリジナルのソースが決め手である。
　売り方は一本と半分に分けられ、少ししか食べない人は半分買ってその新鮮な旨みを味わい、食欲旺盛の人はもちろん一本丸ごと買って、気が済むまで味わえる。店主の愛情のこもった料理と気のきいたサービスは、きっと忘れられないだろう。