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西門町　服は萬華にあり　時計卸売りマップ

　　地下鉄の龍山寺駅の一号出口から出て、和平西路を経て大里街まで歩いて2､3分しない所に、無数の服の卸売り屋がここ及び近くの路地西園路二段、康定路、萬華駅に集中しおり、台湾の最も早い服の卸売り地域を形成している。

　　萬華の服の卸売りの発祥地は、大体西園路二段にあり、民国45年（1956年）に彰化から北上した人々が、余った生地を利用して下着などを作って販売したのに始まり、業者が徐々にここに集まって、一段と大理街へと発展し、今では西園路、大理街と萬華駅の近くに集まっている業者は約4､5百軒である。民国70年（80年）代、台湾一般市民の所得が増え、消費者の服装に対する需要は信じられないほど伸び、これは萬華の服の卸売りが最も輝かしい業績を収めた最盛期であり、世界各地からの外国バイヤだけでなく、国内のシェアの需要にも追いつかないといった状況であった。

　　業者の陳秋貴さんは当時の状況を思い出して、あの時期の大理街から西園路と康定路の間は、お正月前になると買い手ばかりで通れなくなり、お客さんが品物の奪い合いで、押されてダンボール箱の中に落ちてしまったことさえ起きたぐらい。当時は、千円札がなかったため、お客さんはすべて百円札で支払うので、店は机の上に細長い穴を開け、もらった現金を中に放り込んで、夜になってから引き出しを開けて決算する状況だった。「もう札束を数えるのが嬉しかった！」と話した。
　　民国80年（90年）以降、生産のコストが上がったため、服の工場は大陸や国外へと移転し、東南アジアと大陸から輸入した値安の服の既成品は、徐々に台湾の服製造に取って代わり、国内の他の地域にも服の卸売りの地区ができた上に、鉄道が地下鉄となり、西部行きの主な鉄道は松山からの発車に変わり、多くの快速電車が萬華に停まらないため、萬華の服の卸売り業の集客に大きく影響した。

　　民国90年（2001年）から、再び活気を取り戻そうと服の卸売り業者が促進会を結成し、台北市政府の社会部に登録を済ませて、合法的な民間団体となった。台北市政府もすでに大理街の歩行地域の工事を完成し、促進会は下着製造業者の陳柏蒼がデザインした筆で書いたローマ字の「MOGA」を選び、その業界の識別系統とし、出口を絶えず求める業者はE（コンピューター）化し、人を驚かす斬新なショー・ウィンドーの店頭や、服装さえも思いもよらない上等品がある。